にわかゲーム備忘録

ゲーム備忘録。主にエロゲ、BLゲ、乙女ゲ

ドリフェス!への気持ちが整理できない話

※以前の記事の「ドリフェス!Rについて」は思い出をかなりキレイに再構成したんですけど、自分のクズの部分も含めて改めて書きました。なので内容に重複があります。

 

ドリフェスに出会ったのは去年の11月末だった。後輩が原稿合宿したいと言うので、楽しそうだなと思って無理矢理ついていった。彼女は敬虔なオタクなので、プレゼン用のドリフェスBDを全巻持ってきていた。11月の軽井沢は寒かった、ついでに雪も降っていた。宿泊先から1歩も外に出られない状況で、我々は、というかわたしはドリフェスを見るしかなかった。

 

その頃のわたしは、ずーーーーーっと鬱だった。5月に会社をクビになって、8月にふられて、場つなぎのバイトを次々クビになったりしつつ、11月、やっと再就職が決まった頃だった。ずっと気分が塞ぎ、誰にも会わず、部屋から出ない日々が続いた。シャニライの寿嶺二としか話さない日が多かった。わたしの生活に踏み込んでこないけど、問題の解決はしてくれない、優しく可愛い寿嶺二。(こう書くと今はもう好きじゃないみたいだけど、ずっと大好き!)

 

そんな感じだったから、旅行に出かけられたことがまず嬉しかった。自分の好きなものをわたしに見せてくれた事が、嬉しかった。

そこに更に、1話の沢村千弦が突き刺さった。ストローをくわえたまま喋る彼は、控えめに言ってものすごく変だった。何を言ってるのかもよくわからなかった。なんだこれは?面白かった。嬉しかった。楽しかった。画面の向こうで奏くんは走った、慎くんは微笑んだ、いつきは涙した、純哉くんは悩んだ、千弦はニューヨークと叫んだ。何がニューヨークだバカ!思わず、届かないツッコミを全力で入れてしまった。引き込まれていた。千弦くんのことバカって言うのやめてください、解釈違いです。

あのときわたしは、とても楽しかった。本作ったら見せてくださいね、と彼女は笑ったし、わたしは(描かないだろうなあ)と思った。結局描いたので、この時のわたしは見通しが甘かったとしか言いようがない。

 

いっぱい託してもらった日高なな緒のDCDカード、使わないだろうなあと思っていた。でも、新しい職場に馴染めずしんどいオタクは、現実逃避をしたかった。そうだ帰りにゲーセン行ってみよう。マジンボーンに夢中になった時の事を思い出して、そう思った。あの頃も、気持ちがしんどくなったらゲーセンに行ってラインを組んでいた。1期の千弦の私服はマジンボーンのギルバートの服に酷似している。

はまるのに時間はかからなかった。しんどくも愛おしい思い出の詰まったマジンボーン柄のICカードは流石に使う気にならなかったけど、絶妙にダサい衣装と絶妙に懐かしさのある楽曲は、やはり中毒性があった。ゲーセンにはいつも人が溢れていて、寂しくなかった。変な髪型以外これといった特徴もない美少年の桜庭むぎのの名を検索したら、性格にクソみたいな難があるのを発見した時の喜びは計り知れなかった。見る間に彼の事が大好きになった。絵を描く事に対してモチベーションが低かったのが、こいつの事描きたいなと久々に思った。一日一枚描くかも怪しかったのが、いっぱい描くようになった。

 

3/5は転機だった。データカードダスとアプリの終了が発表されて、その頃は誰が誰役なのかもよくわからなかった三次元のDearDreamが緊急生配信を行い、それを見たわたしは「ずっとがんばってきたこの子達が気持ちよく卒業できるように終結してくれればいい」と思った。

 

だけど、正直、そこからだった。怒涛のイベントラッシュ。こんなに何種類もコラボカフェに行ったことがあっただろうか?ぬいぐるみ片手に「サイコー超えろ」と書かれた真っっ黄色い箸袋を握り締めてニコニコしながらビールを飲む大人になる予想なんかしていたか?これは完全にイレギュラーな展開だ。欝で塞いでいた昨年夏のわたしに言ってやりたい、おまえ、来年、最高の夏を過ごしてるぞ。家にいるんなら光る棒の色変える練習しろ。ついでに、スペイン語を学べ。

もっと絵を描きたくなって、ipadを買った。

三次元のオタク達と出会って、彼女らの譲れぬ信念を見て驚愕した。

友人に「ドリフェスは楽しいよ」とプレゼンした。

アニサマで号泣した。

行動する、前進するために必要な知識や考え方やエネルギーを、結局わたしは全部ドリフェスにもらってしまった。1年前は電車に乗る気力すらなくして、死にそうだったくせに。

 

7月にナンジャタウントークショーを見たときからずっと、彼らは止まれないから終わるんだと思っている。役者として、歌手として、まだまだいろんな事ができると思うから、彼らにずっと「ドリフェスの人」でいないでほしい。わたしが永遠に甘えられる位置に、いないでほしい。彼らにあまりにもたくさんのものをもらってしまったから、そう思ってしまう。

エゴだ。だって、わたしは「ドリフェスは終わる」という事実と自分の考え方が合うように、折り合いをつけてしまったんだから。失うのがあまりにも怖いから、先回りして「終わっていい」と思っている。「『DearDreamの彼ら』『KUROFUNEの彼ら』が過去になってしまうのは嫌だ」と言わなければ、ドリフェスとわたしの着地点がずれる事はない。わたしは自分のことを、ずるいオタクだと思う。「公式が我々から彼らを奪った」と憤る気持ちを露にしているオタクの女の子の方がずっと綺麗で、正直で、勇気がある。

 

でも、10/21は来てしまう。逃れられない。いつチケットを買ったのか忘れたような10/21が。永遠に来ないと思っていた日が。臆病なオタクは気持ちを整理できなくて、だからここにもう1回書いている。書ききれないほどもらったものがあることを再確認するために。ちゃんと向き合うために。

 

武道館の席で、わたしは叫んでしまうのかなあ。彼らに向かって。嫌だ、置いていかないでほしいと。それとも他の感情が生まれてくるのかなあ。その場に行く時まで、わからない。いや、もう、一日目、明日だけど。