にわかゲーム備忘録

ゲーム備忘録。主にエロゲ、BLゲ、乙女ゲ

「鬼畜眼鏡」とアレの表現のこと

「乙女ゲやBLゲはやらん」と公言するエロゲーマーの友人が、だがこれは薦める!と言い放った「鬼畜眼鏡」。(※なお、理由はわからないもよう)

 

主人公攻の「絶対服従命令」「裸執事」みたいなボブゲ大好きなので、ジャケットと概要だけ見て(いけるな)と思って買いました。今意識的に使ってみたんですけど、最近ボブゲって略称あんまり聞かないですね。10年くらい前の雑誌なんかでは「乙女ゲ」という言葉でBLゲームも一括りにされる傾向があって、それはちょっとないんじゃないの?みたいな意見も極々一部で上がってたような気がするんですけど、女性向けNL恋愛AVGのタイトル数の増加に伴い「乙女ゲ=女性主人公で攻略対象は男性」、「BLゲ=男性主人公で攻略対象も男性」という言葉の使い分けが確立され、「BLゲ」が主流になるにつれて「ボブゲ」という略称はなんとなく使われなくなっていったような気がします。あくまでも主観ですけど。あるいは、最初からそんなに浸透してなかったのかもしれない。

 

それはともかく「鬼畜眼鏡」は07年発売、「ボブゲ」が生きてたかどうか微妙な時代の作品です。名作の誉れ高いやつなんで超簡素に説明しますが、かわいい受リーマンの佐伯克哉くんが、怪しい男にもらった不思議な眼鏡をかけるとスーパードS攻マンに変身するという四ノ宮那月もビックリの主人公リバゲー。攻略対象はガチムチ親友の本多くん、取引先のツンデレ美形上司の御堂さん、ゆるふわおじさん課長の片桐さん、荒れた美少年の秋紀くん、犬系年下学生の太一くんの5人。

随所で眼鏡をかけるかかけないかの選択ができて、それに応じて話が展開していくんですが、眼鏡を使うと基本とりあえずレイプする方向に話が進むので選択肢がわりと酷いことになります。楽しげに話す親友に「お前の話が退屈だ」とか言える日常暴力系に始まり、「快楽で支配してやる/恐怖で支配してやる」といういずれにせよ支配する2択、輪姦されてる子を「助ける/見ている」という倫理的に問題のある2択(しかも隠れて見るか堂々と見るかも選べる)、「スパンキングする/携帯を突っ込む」という狂気の2択まで来ると、もはやワンクリックでS欲を存分に満たせるレベル。圧巻の31種エンドはほとんどがバッドエンドで、犯した相手に刺し殺される等の我々にとってはご褒美系のものが多いです。バッドエンドでもテキスト量は多く、終わりかな?と思ったらつらい後日談を最後までしっかりと描いてあり、欝展開へのアフターサービスが手厚い!お膳立てされた欝エンドもいいもんだなあと思いました。もちろんみんな大好き「なんだかわからないけど性奴隷にされてハッピーセックス地獄」みたいな投げっぱなしメリバも種類選べるほどあるのでバッドエンド大好き民は宴の準備をしてプレイした方がいいです。

 

三度の飯より美少年な私の最推しはもちろん須原秋紀にゃんです。金髪緑目捻くれ者で自分可愛いのわかってる美少年が可愛くないわけが……可愛くないわけがない……!!主人公の言いなりになって友達に電話をかけ、「僕は淫乱だから男の人とセックスして忙しいからもう遊べない!」と言い切った後で携帯を破壊されるあきにゃん。マゾ奴隷御用達の、ご主人様からしか電話がかかってこないプリペイド式の携帯を尻につっこまれるあきにゃん……等、時代を感じさせる二つ折りガラケーが大活躍するのが特徴のルートです。

 

あと本多くんルートで出てくる、取引先の担当者の松浦くんという子がモブにしとくにはもったいない美形。男性向けエロゲーでは不自然に可愛い男が出てきたらだいたい女装させられたり犯されたりするフラグなので、不自然な美形の松浦くんもなんかやらかすに違いない……!!と思ったら、期待通り本多くんを拘束してくれました。輪姦か!いいね~仲良くやろうぜ!と思ったら、松浦くんが本多くんにぶっかけたのは精液ではなくガソリン。容赦なくナイフを振るい、選択肢によっては主人公も殺す松浦くん……あれ?選択肢によってはエロい展開になるのでは?と期待してやり直してみたものの、CG差分で武器にライターが追加されただけでした……CVのない松浦くん、テキストだけの病んだ台詞が心に刺さります。私のエロ心も刺されて死にそうでしたが、続編の「鬼畜眼鏡R」ではボイス実装、エロCGもあると聞いてなんとか生き返りました……

 

印象的だったのが、御堂×克哉ルートのエネマグラを使った責め。ピンロー入れて会議に臨む、乗馬鞭で打つ、オリーブを突っ込む等の道具系プレイ描写が妙に充実している御堂ルートですが、エネマグラはさほど見た目も派手ではなく、入ってしまうと外からは見えづらい。使用法も「入れてじっと待つ」という二次元的にはだいぶケレン味に欠けるやつかな……と思うのですが、御堂は前立腺開発の段取りとかしっかり考えていそうなので、それに特化した道具を用意するのはいかにも彼らしいです。ゲーム内での描写は「なんだかわからないけど入れられてしばらくしたら急に気持ちよくなってきた」という時限爆弾みたいな堂々のフィクション。しかし、まださほど好きでもない御堂に対し、克哉が泣いて縋らざるを得ないほどの快楽を与えて屈服させる「謎のアイテム」としては最適のチョイスで、克哉が心身共に御堂に堕ちていく様子がわかりやすくエロく描かれた良シーンです。

 

ところで最近、エロゲーの地の文の局部の表現が気になります。「絶対服従命令」では「ちんこ=下半身」「肛門=双丘の狭間の蕾」という表現でしっかり統一されていて、さすがルイーズ様お上品……と美形ドイツ軍人への想いを新たにしてしまったのですが、特別ルイーズ様がお上品とかいうことではなくこの手の表現はBL小説とかでもわりとよくあるやつかなと思います。「己」とか「雄」とか「猛った欲望」とかね。尻だったら「窄まり」とか。

鬼畜眼鏡でも「双丘の狭間の蕾」は一度使われてましたが、ちんこは大体「ペニス」なので上品めの直球だなあと思いました。

台詞上の局部表現は絶服もキチメガも「ここ」とか「それ」とかだったのですが、それじゃあ台詞がわりと直球淫語系だった「裸執事」の地の文はどんなかんじだったかな……?それを確かめるという目的で裸執事を再プレイしようものなら、再びコンプするまでやり続けてしまいそうで怖いから開けたくないような、別にいいからまたやりたいような。